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子どもとうつ

親の離婚や死別、親友との別れ、学校への不適応、いじめに合うことなどが引き金となって子どもがうつ状態になることがよくあります。特に、近年の陰湿ないじめの低年齢化による子どもの自殺が増加傾向にあります。子どもは、本来、精神的にも、可塑性に富んでいるものですが、それを超えるほどの苦しい心的風景が見られるのが、近年の子どものうつ病の特徴です。

また、特にうつ状態に陥る外的な要因がないのに、子どもがうつ状態になる場合、気分障害の家族歴が疑われます。

子どものうつ病のうち、児童期のうつ病は約1〜2%、青年期のそれは8%となっています。

子どものうつ病の特徴としては、普段楽しんでする遊びなどに興味を示さなくなるといううつ病一般の性質を持つ他、食欲に関して減退する場合と過剰になる場合、睡眠に関して不眠になる場合と過剰になる場合があります。また、行動や活動が消極的な方向、すなわち無気力、無関心、無感動の方向に向かうだけでなく、攻撃性を有した性質を持つ場合があり、これは自分のうっくつした、行き場のない心理状態のはけ口を外的な破壊行為や反社会的行動の中に求めている場合が多いようです。その他、うつ病の子どもは、自殺に向かうリスクが高いので、周囲の者は、特に注意が必要です。

子どものうつ病の治療としては、うつ病に対する一般的な薬物療法が使われます。しかし、薬物療法に加えて、個人的な精神療法やグループ療法、家族療法などが有効です。自殺傾向のあるうつ病の子どもは入院の必要がありますが、通常、比較的短期間で自殺傾向がなくなり、退院できるようです。

テーマ : 家族・身内 - ジャンル : 心と身体